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バンクシー(Banksy)「Bomb Hugger」作品の販売と解説

「Bomb Hugger」は初期のバンクシーを代表する作品の1つだ。作品には笑顔の少女と戦争を象徴する爆弾が対照的に描かれている。

そして、この作品は観るものに戦争に対する力強いメッセージを与える。ちなみに一般的に「Bomb Hugger」と呼ばれているが、POWは「Bomb Love」と呼ぶことも多い。

なぜ、溢れんばかりの笑顔の少女... そして、戦争や暴力を象徴する爆弾が一緒に描かれているのだろうか? 一体、この作品は何を意図しているのか考察していきたいと思う。

「Bomb Hugger」 作品の意味とは...

「Bomb Hugger」はバンクシー初期の作品の1つだ。2000年以前には既に誕生している。また、これまで壁画、キャンバス、シルクスクリーンなど色んなバージョンで制作されている。

エディション作品の「Bomb Hugger」は2003年に発売。サインなし(Unsigned)が600枚。そして、サイン入り(Signed)が150枚、合計750枚が発売されている。その他、44枚のArtist Proofバージョンも存在する。

作品のサイズは縦70cm x 横50cm。バンクシーを象徴するスタイルのステンシルスプレーで表現された初期を代表する作品の1つだ。バンクシーとは直接関係ないが、人気トイメーカーのメディコムトイもこの「Bomb Hugger」をスカルプチャーで発売している。

なぜ少女は爆弾を抱きしめるのか?

作品には屈託のない笑顔の少女が描かれ。その少女は爆弾をぬいぐるみのように抱き抱えている。そして、どこか温かみのあるピンクの背景がこの2つを引き立てている。くしくも、エディション作品が発売された2003年は、パレスチナとイスラエルの対立が激化した年だ。

笑顔の少女は「愛や脆さ」を象徴。そして、爆弾は「戦争や暴力」を表している。

また「無垢の少女」と「暴力の爆弾」という相反する対象を見事に組み合わせることで、戦争の無慈悲さ。そして、なぜ愛を持って戦争を止めさせないのか、一般の人々のじれったい気持ちも表現しているのかもしれない。

もしくは、溢れんばかりの愛情で爆弾を抱える少女は「愛こそが戦争に勝つ」「爆弾(戦争)さえも愛があれば、おわらすことができる」という反戦のメッセージを伝えているのかも知れない。

「Bomb Hugger」は20年以上前に制作された作品だ。しかし、今なお、我々に投げかける強烈なメッセージは変わらない。バンクシー作品は我々に問いを投げかけ、考えさせる力を持つ。そして、その存在感は時を超えてもまったく色褪せない。

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